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自己紹介:
アマ将棋界で幅狭く活躍中。最近大会に出場気味の将棋大好き人間です。

2006 ... 大学個人戦関東ベスト16
2007~2011 ... 一時離脱 ^^;
2012 ... アマ竜王神奈川ベスト8、赤旗名人戦神奈川地区予選通過

もっと上を目指します。
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本日、GPS将棋に勝ったら100万円 というイベントがあり、私もちょっとだけ参加してみました。9:00くらいに現地に行けば指せるかなと思っていたら、現地に既に25人ほど。実際にはもっとたくさんの人が居たようで、結局は指せず仕舞いでした。アマ強豪の方たちの気合の入り方、恐るべし…。どうやら先頭集団の方々は、寒空の中7:40にはスタンバイしていたようですね。私は9:00~11:00の間待っていただけでも行列待ち疲れの感があるのですが、次回は何時に行けば指せるんだろう(笑)

さて特に気になる棋譜、2月版。2月初頭の将棋になってしまいますが、2月一番格好良かった棋譜はこれでしょう。2013-02-03 第38期棋王戦 郷田真隆棋王 vs 渡辺明竜王解説)。戦型は相掛かり。

相掛かりはどのような構想を目指すか、どのようにポイントを稼いでいくか、という所からたくさんの余地がある戦法です。ただそれだけに、ねじり合いというか、他の戦型では見れない面白い将棋になる事が多い。そのため、着実にポイントを稼ぐような正当派の内容で、格好よくポイントを握りながら勝負を決める、そんな先手を指せたらなあ…などと、先手の相掛かりを指す度にたまに思ったりします(笑) その点この棋譜は美しい!相掛かりはこんなに美しくさせるものなのかと思わされた一局です。

一番印象的だったのは第1図。シンプルに▲4六角と角を添えた手は角換わりでもよく出てくる形で、見た目も感触の良い手なのですが、どれくらいポイントを稼げるかわからなくて、最初見た時は「シンプルにそれでいいんだ!」と思いました。



ただ棋譜コメントにあった 2009-03-13 順位戦 山崎隆之 vs 渡辺明 を並べてみると、この手がさらに好手に見えてきます。少し形が違いますが、この対局でも▲4六角と打ちました(第2図)。しかし△8四銀と上がっていたため、この場合は▲4六角に△6四角が生じました(第3図)。



第3図では▲同角とするよりないですが、以下第4図のように進み、さらに△8八歩!▲同金△6五歩(第5図)と攻めれば後手不満のない進行。




つまり 2013-02-03 第38期棋王戦 郷田真隆棋王 vs 渡辺明竜王 は、銀が動く前に▲4六角を打ち、銀が動けないようにした事がこの将棋のポイントだったのですね。過去の対局を比較しながら見ていくと、▲4六角がシンプルでありながら実に奥が深い手でした。後手の銀の動きを封じた事で、先手が作戦勝ちになりました。相掛かりを指す際には是非参考にしたい指し方です。

▲4六角以降も非常に見応えのある将棋でした。特に端攻めが見えて忙しくなってきた第6図でどのように手数を稼ぐかが先手の課題。そこで▲9六香!(第7図)と香車を捨てて手数を稼ぐのが格好良い勝負術でした。このような香車を打てるようになりたいものです。


これからは特に気になったプロ棋譜の感想でも書きながら更新して行こうかなと思います。更新しようと思っていたら物凄く遅くなってしましたが(笑)

一月もたくさん面白い棋譜がありましたが、特に注目の棋譜は2013-01-20 第39期女流名人位戦 上田初美 vs 里見香奈解説) ですね。なんと阪田流向飛車。阪田流向飛車は後手番戦法として有力な戦法だと思いますが、採用率の低い戦法なので、これは見ない訳にはいきません。

まず一番の注目は第1図。この構想が一番最初に登場したのは 2010-03-04 王位戦 羽生善治 vs 高崎一生(第2図)でした。最初に棋譜を見た時は、そんな構想もあるのか!と驚いたものです。私もこの形は面白いと思っていて、後手を持って結構指せると思うんですよね。そのため後続するプロの方がいなかった点には若干疑問が残っていましたが、まさかその形を里見先生が指すとは思ってませんでした。



ちなみに 2010-03-04 王位戦 羽生善治 vs 高崎一生 では形を整えて▲7七銀でしたが、今回は美濃囲いなので味良く▲7七角(第3図)。



阪田流で▲7七角は頻出の手で、これをどう受けるかは悩み所です。△3三桂と強く受ける手もあると思ったのですが、里見先生の△3三角(第4図)も味の良い受けでしたね。その後第5図まで組めれば、後手がうまく指している感じがあります。その後も非常に見応えのある将棋で、とても面白い内容でした。第4図のような展開が望めるなら、阪田流が奇襲戦法という感じはまったくないですよね。



ちなみに先ほど述べた△3三桂(第6図)ですが、▲4五桂には△3二飛(第7図)という手があり、これはこれで一局という感じです。ただ△3三桂は変化を狭めて一気に良くしようという手なので、△3三角のほうがプロ好みの柔軟性がある手です。厳密にはどちらが良いかなどは突き詰めてませんが、△3三桂が成立するかどうかも私は気になるところです。



阪田流はどのように受けるのがベストかというのは未だ決定版のない戦法だと思うのですが、プロ間ではどのような評価なのでしょうね。そういう意味でも私はまず第一に▲3八金型が気になります。重厚な指し回しを目指すならこう指す所だと思うのですが、普通なら▲5八金としたい所なので、▲3八金がベストなのかどうかは正直よくわかりません。▲3八金と指させる事ができるなら、後手番としては力戦形に引きずり込めて満足という見方もできますしね。

阪田流向飛車は先後どちらが良いのか、先手はどう駒組みするのが良いのか。阪田流向飛車も今後が気になる戦法の一つです。

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