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将棋の面白さはユニーク戦法にあり! トップを目指しながら新戦法を開発中。 DL-MARKETで「定跡裏街道」というユニークな新戦法を紹介する書籍を電子出版しています。
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アマ将棋界で幅狭く活躍中。最近大会に出場気味の将棋大好き人間です。

2006 ... 大学個人戦関東ベスト16
2007~2011 ... 一時離脱 ^^;
2012 ... アマ竜王神奈川ベスト8、赤旗名人戦神奈川地区予選通過

もっと上を目指します。
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後手番というのは居飛車党、特に矢倉党にとっては最初の鬼門でもあるように思います。
例えば、▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲2五歩(第1図)。
例えば、▲2六歩△3四歩▲7六歩△3二金▲2五歩(第2図)。
このように後手番ではどうしても矢倉に組みにくい変化が出てきます。そのため矢倉党の人は後手番では何かしらの非常手段を取る必要があります。普通に考えれば矢倉以外のメジャー戦法の選択肢がたくさんあるので別に困る事もないんですが、もっと面白い戦法も指してみたいなとか、矢倉を目指しつつポイントを握れる戦法はないか、と考えるのも人情です。



その一つが▲2六歩△3四歩▲7六歩△3二金▲7八金△4四歩▲2五歩なら△4二銀(第3図)。最近の雁木とその派生戦法 (2) 応用編 モノレール飛車 でも紹介した駒組みですが、まさに矢倉に組めないのを何とかしよう、序盤からポイントを握ろうという試みの一つです。ただしこの駒組みは先手が▲2五歩を決めなかった隙を狙って△4四歩~△4二銀と矢倉を狙う変則技で、なかなか成立する駒組みではありません。
そこで第3図の駒組みをさらに進化させて▲7六歩△3四歩▲2六歩△3二金▲2五歩△4四歩(第4図)。この駒組みも成立するのではないか、というのが今回の記事の主旨です。



裏立石


結論から言えば、第4図は成立するというのが私の見解です。第4図で▲2四歩と突かなければ△4二銀で第3図の類似形に合流するため、▲2四歩の一手に思えます。以下△同歩▲同飛に△4五歩!(第5図)。これが面白い構想ではないかと思っています。狙いはタイトルでもわかるように、立石流四間飛車です。ただ通常の立石流とは細部で考え方が異なっているため、私は「裏立石」と命名しています。



裏立石は成立するか


まずそもそも、いったん角道を止めて2筋を交換させて再度角道を開けるという、いかにも無理矢理な駒組みが成立するのかという点です。第4図から先手が後手を一気に潰すとしたら①▲3四飛、②▲2二角成のどちらかです。その他にも③▲5八金右、④▲6八玉といったん玉形を整えてから急戦を仕掛ける手順もあります。

第5図以下の指し手①▲3四飛


▲3四飛には△8八角成▲同銀△3三金(第6図)。これで受かっています。以下▲3六飛は△2二飛で後手十分。ここで▲1五角!は少し気になる手ですが、△5五角!▲3三角成△同角▲4四金△3二銀(第7図)として後手十分です。



第5図以下の指し手②▲2二角成


そこで捻りを加えて▲2二角成△同銀▲3四飛(第8図)。先手があえて自分から角交換をすることで△3三金~△2二飛の筋を防いだ変化です。対して△3三銀や△3三角などの応手が自然ですが、先手に穏やかに指されると歩損が響く展開になりそうです。そこで第8図では△2五角(第9図)が正着です。



第8図では▲3二飛成△同飛▲6五角(第10図)が嫌らしい絡みですが、△4二玉!(第11図)が好手で、これで受けきりです。



以下▲4四金には△3一飛!▲2三歩△同銀▲2二歩△4一飛!▲2一歩成△5二玉(第12図)。▲3二角成には△同玉▲3五飛△3三桂!▲2三歩△同玉▲2五飛△同角▲4三角△3四角(第13図)。複雑ですが、いずれも後手良しです。



第5図以下の指し手③▲5八金右


▲5八金右は△4二飛なら▲2二角成△同銀▲3四飛の瞬間に△2五角が消えているという主張ですが、▲5八金右には△3五歩(第14図)と、取られそうな歩を伸ばして、次に△4二飛を狙えば問題ありません。




第5図以下の指し手④▲6八玉




▲6八玉は△4二飛に▲2二角成△同銀▲6五角(第15図)を狙った手です。第15図は一見後手困ったように見えますが、△3三角(第16図)が良い切り替えしです。



以下▲3二角成△同飛▲4三金には△2四角▲3二金△5五角(第17図)で後手指せそうです。▲3四飛には△6二玉▲3三飛成△同銀▲8三角成△8五飛(第18図)でこれも後手指せそうです。



思った以上に色々と変化があるので流行りそうにないのが難点ですが、いずれも後手が指せるのではないかと思っています。少し進入障壁の高い戦法ですが、第5図が成立するというのはなかなか面白い事実ではないでしょうか。次回はこんなに怖い駒組みをしてまで立石流にする、その利点について紹介していきます。

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